こんにちは、レフィーラと申します。
私は様々なアルバイト経験がありますが、昔レンタルビデオ店でも働いたことがあります。
今のDVDやブルーレイのレンタルではなくビデオのみをレンタルしていた頃の懐かしいアルバイトです。
レンタルビデオ店ならではの仕事内容や裏話など記しています。
レンタルビデオ店を利用していた人は懐かしく思うかも・・・?
レンタルビデオ店とは

映像を記録してある「ビデオテープ」を貸し出すお店です。
映画やミュージックビデオや子供向けビデオなど様々なジャンルがありました。
DVDやブルーレイを貸し出すお店をレンタルビデオ店と呼んでいることもありますが、現在ビデオテープを置いている店はかなり見つけるのが難しい程です。
ひと昔前は本当にビデオテープだけでした。
レンタルビデオ店の主な仕事

会員証の登録・発行
ビデオを借りるには会員証が必要でした。
申し込み用紙を持ってきた人の情報をその場でパソコンに登録し、会員証を発行します。
お客さんが待っているのでパソコンに素早く必要事項を入れなければいけなくて、アルバイト最初の頃は更に後ろにもお客さんが並んでいるとかなり焦ってしまった記憶があります。
今ではスマホがあるのでそこから会員登録してもらえばスムーズですが、昔は用紙に記入してもらいパソコンに入力・・という時間がかかることをやっていたな、と思い出しました。
レンタルビデオの貸し出し、返却受け付け
こちらがメインの仕事です。
会員の方にビデオをレンタルします。
盗難防止のカギをビデオから外し、貸し出します。
返却はビデオに付けてあるバーコードを読み返却期限内なら問題なく、返却期限を過ぎていたら延滞料金をいただきます。
一日だけ返却期限が過ぎているお客さんも結構いました。
期限内と思っていたら一日過ぎていた、というような。
勘違いでももちろん延長料金はいただきました。
レンタルビデオの戻し作業
返却されたビデオは、どんどんたまっていきます。
返却後ビデオテープの緩みや汚れをメンテナンスし、返却されたビデオがある程度たまったら売り場に戻しに行きます。
たまに誰かが違うパッケージに違うビデオを入れてしまうと大惨事で、本当のパッケージにデータ上は戻ってるはずなのに「ビデオがない」とスタッフ総出で探すこともありました。
入荷したビデオの加工
新しいビデオが入荷すると、レンタル用に加工をします。
レンタル用のケースにパッケージやビデオを入れ替え、貸し出す際に読み取るバーコードの発行をしたらパッケージとビデオに貼り、盗難防止用のカギを付けます。
後々DVDが出てきて、ビデオの作業からDVDの加工作業に移っていきました。
DVDはビデオよりも小さく、加工が随分効率化した記憶があります。
特集売り場作り
季節や新作映画、売れ筋ミュージシャンなどで売り場に特集をつくることもありました。
特集を作ると関連作品が置いてあると借りてみようかな?という人もいるので欠かせません。
売り場作りの担当になった時に「どういう特集にするか」考えるのは楽しかったです。
売り場に特集を作ったあと、お客さんが借りてくれるかドキドキでした。
クレーム対応
DVDなどとは違い、ビデオはアナログの磁気テープなので「途中で映像が途切れた」などたまにクレームがあります。
その場合は返金します。
ビデオの磁気テープ部分を見て、劣化していればもうそのテープは処分します。
確認してもテープは綺麗なのに「見られなかった」などというあやしいお客もたまにいました・・・
延滞の電話
私の働いていたレンタル店では、返却期限から一定の日にち以上経ったお客さんに電話をかけていました。
とにかくこれは嫌な業務でした。
期限を過ぎても返却していない人は意外と沢山います。
電話してもまだ何日か返却がない時はもう一度かけたりしました。
単に忘れていて「すいません、返しに行きます」など言ってくる人はいいのですが、返してないのに「返した」という人や「電話してくんじゃねえよ」など逆ギレしてくる人もたまにいて、延滞の電話はすごく苦手でした。
レンタルビデオ店で働いて良かったこと
- ビデオが安く借りられる
- 新作がいち早くチェックできる
- 働いていると色んな映画の知識が頭に入る
- どんな映画がよく借りられているか(人気が)わかる
- ビデオテープ・デッキの仕組みや配線も詳しくなった
ビデオが従業員割引で安く借りられたのはかなりメリットでした。
あまり映画を観る方ではないですがせっかくなのでこの頃は色々と借りていた記憶があります。
お客さんから「この映画面白かった」と感想を言われたり、感謝されたりした時は嬉しかったです。
また、どんな作品が人気なのかがわかって面白かったです。
レンタルビデオ店裏話
長時間滞在するお客さんがいる
借りるビデオが中々決まらなくてずーっと売り場にいるお客さんがたまにいました。
または売り場の端から端までどんなビデオがあるのか長時間かけて見ているようなお客さんもいました。
キャラが濃いお客さんがいる
レンタル店の客層なのか、マンガに出てきそうなキャラの濃いお客さんもいました。
変わってるけど基本的にみんないい人でした。
沢山借りると重い
DVDは10枚借りてもそこまで重いということはありませんが、ビデオテープを10本借りるとかさばって結構な重さでした。
シリーズものを10本位まとめて借りるようなお客さんは重そうにお店を後にしていました。
ビデオのシワ
お客さんに「途中映像がおかしくなった」と言われたビデオを確認すると、大抵ビデオのテープがシワになってたりキズが付いたりしています。
ビデオならではです。
レンタルのビデオは何度も繰り返し観る用に、一般に売られていたビデオよりも強化されています。
それでも何度も貸し出しているとテープがヘロヘロになってきてしまいます。
ビデオの最初か最後の部分なら切ってつなぎ合わせることもありましたが、映像が入っている部分はアウトなので処分行きです。
新作は運
新作のビデオは人気なのでパッケージが空の状態が続きます。
運のいいお客さんは新作が返却された直後に借りられたりします。
大人気ビデオがレンタル開始になると「いつ返ってきますか?」と聞かれることがかなり多かったです。
なので新作ビデオを延滞されてしまうと「みんな待ってるのに・・」と早く返却してほしかったです💧
会員証作っても一回しか借りないお客さん
とりあえず借りたいものがあって一回会員証作ったけどその後は来ないお客さんも結構いました。
なので会員証の期限が切れてそのままのお客さんも多かったです。
なんか寂しいです。
レンタル落ちビデオを販売
かなり使用したビデオや人気のないビデオは中古で販売をしました。
中古ですが、レンタル用なのでビデオ自体は丈夫です。
不定期に安く販売していたので割とすぐに売れていました。
アルバイトしたレンタルビデオ店その後
私が働いていている途中でDVDという画期的な映像媒体が出てきて、入荷するのもDVDばかりになっていきました。
段々ビデオの肩身が狭くなり、売り場のほとんどがDVDになってきた頃、他の大手レンタル店の影響もありお店は閉店になりました。
レンタルビデオ店の将来
現在もDVDやブルーレイを貸し出すお店はありますが、レンタル店は年々減っているそうです。
同様にCDレンタルも需要がなくなっています。
私の知り合いにももうCDは持っていないという人もいました。
実際の物ではなくネットだけで全部ことが足りてしまう時代。
レンタル店に行ってビデオやCDを時間かけて様々見比べて借りる・・・もうそんな時代は終わってしまうのかなとちょっと寂しくなりました。
宅配レンタル
ただ今時のレンタルは、わざわざお店に出向かなくても借りられる宅配レンタルという魅力的なサービスがあります。
そんな中でもゲオの宅配レンタルサービスをご紹介します。
ネットで借りて自宅に届けてもらえる便利なサービスです。
DVDだけでなくDVD−BOXやCD、コミックも取り扱っています。
主な流れ
①スマホやPCなどからネットで注文
②自宅に届く
③返却期限までに郵便ポストへ返却する
【通常会員】
・月額0円
・金額旧作105円準新作253円新作396円(税込)
・一度に20枚まで、借りた分だけ支払い
○スポットレンタル
レンタル期限付きで好きなCD、DVDがレンタルできる
返却期限10日間(8枚以上は14日間)延長金一日165円
【月額コース】
・好きなCD、、ブルーレイ、DVDがレンタルできる
・返却期限なし、延長金なし、新作予約可
・借りられなかった枚数分翌月使える「自動くりこしサービス」あり
・枚数を追加できる「追加レンタルサービス」あり
○スタンダード8 (一番人気のコース)
月額2,046円、月に8枚まで
一度に2枚✕1パック
✨スタンダード8のみ30日間無料のおためしレンタルあり!✨
○スタンダード4
月額990円月に4枚まで
一度に2枚✕1パック
○ダブル16
月額4,136円、月に16枚まで
一度に2枚✕2パック
※ご利用には会員登録とクレジットカード決済かd払いが必要です。ご利用方法をよくご確認下さい。
ビデオの2025年問題!?
6年前から提唱されている「マグネティック・テープ・アラート」ご存知でしょうか。
ざっくり言えばビデオ(磁気テープ)は2025年には再生が難しくなってしまう?という問題です。
もう時間がありません💧
もしビデオテープをお持ちの方は、何らかの方法で今のうちにデジタルデータに変換した方がいいみたいです。
最後に
今回はレンタルビデオ店のアルバイトについて記してきました。
今思い出すと懐かしいけれど、結構大変な作業もやっていたな・・今はその時から比べると、便利になったなあと感じます。
読んでいただいてありがとうございました。