こんにちは、レフィーラと申します。
先日「煉屋(ねりや)バナナ」をいただく機会がありました。
小さい頃食べた記憶があり、私にとってはとても懐かしい味で、今でも好きな和菓子です。
この煉屋バナナ、「すごく甘い」という人もいれば「上品な甘さ」という人もいて、実際食べた人でないとわからない魅惑の和菓子かもしれません。
食べたことがある人には懐かしく、食べたことがない人には逆に新しい和スイーツなのかもしれません。
今回はそんな「煉屋バナナ」ってどんなものなのか、レビューもはさみながらご紹介します。
「煉屋(ねりや)バナナ」とは?その歴史と魅力
煉屋バナナの製造元は秋田県の大館市にお店がある「練屋菓子舗(ねりや)」です。
大館市といえば「忠犬ハチ公」が有名ですね。
煉屋菓子舗は昭和2年に創業しました。
もうすぐ(2年後)に100年を迎える伝統の和菓子屋さんなんです。
今年の食べログ大館市人気のスイーツランキングでも2位になるなど、変わらぬ人気です。
秋田県大館市にあるお菓子屋さん「煉屋菓子舗」では、材料から製法まで一つひとつ手作りの和菓子のご提供をはじめ、優しい味の洋菓子やお土産品を多数取り揃えています。お菓子を食べた時の「おいしい」が私たちのたからものです。大館市で100年。これからも受け継がれた味を丁寧に守ります。
ねりや
煉屋バナナ どんな和菓子?
創業当時からのねりやの看板人気商品です。
その頃はバナナが高価だったので、それをお菓子にして広くみなさんに楽しんでいただこうと作られた和菓子だそうです。
バナナの形の最中に、バナナ風味に加工した餡をたっぷり詰め込んだ創作和菓子です。
1つ1つ手作業で餡をつめ、成形しています。
菓子博にも出展した実績
煉屋バナナは
第25回全国菓子大博覧会・姫路では外務大臣賞
第26回全国菓子大博覧会・広島で厚生労働大臣賞
を受賞しています。
バナナじゃないバナナ味!? 煉屋バナナの特徴
実は、煉屋バナナはバナナのにおいはするのにバナナは一切入っていません!
煉屋バナナには白餡に香料(バナナフレーバー)が少量使用されています。
このバナナフレーバーの香りが煉屋バナナの特徴といってもいいくらいです。
他に黄色の着色料も使用されていますが、添加物はこの2つのみです。
賞味期限と保存方法など
賞味期限・・・製造日から24日間です。
保存方法・・・直射日光、高温多湿を避けて保存
原材料・・・白あん、砂糖、最中種(餅米)、水飴、香料(バナナエッセンス)、着色料(黄4)
煉屋バナナの味をレビュー
今回は煉屋バナナのミニ版「煉屋ミニバナナ」を写真付きでレビューしています。
ミニとはいっても小さくなっただけで、形や味、原材料は全く同じです。

食べたことがない人やお子様にはまずこちらのミニバナナがよりおすすめです!

煉屋バナナはしっかりした丈夫な袋に入っています。
お土産やおすそ分けにも良いと思います。
袋を開けてすぐに、特徴のある「バナナ風味」の香りがします。

最中には「煉屋バナナ」の文字が。
外側の最中は薄く、柔らかいです。

中にはバナナ風味の白餡がタップリ詰まっています。
白餡はほんのり黄色です。
最中をホロッと口に含むとバナナ風味の白餡もタップリついてきます。
ねっとりしたこしあんで、とてもなめらかです。
味の特徴
甘さ
甘さは、おそらく結構甘いと思います。
私より和菓子好きな家族が「結構甘い」といいます。
私はお菓子でも普段和菓子は食べず、砂糖タップリの甘ったるいお菓子がダメですが、煉屋のバナナはなぜかいけます。
理由は「懐かしいから」だけではないような気はします。
人によって甘いか甘くないか分かれるのかもしれません。
ご自身で是非味わってみて下さい。
バナナ嫌いでもハマる!?
私は本物のバナナはそこまで好きではないのですが、煉屋バナナは別物のようで美味しく食べられます。
なので煉屋バナナのはバナナの好き嫌いには関係ないのだと思います。
食べ方
もちろんそのまま食べるのが定番ですが、暑い時期は冷やして食べてみたら美味しいと思います。
また、噂によると凍らせて食べても美味しいそうです。
まず一回水分を含んでから食べないと口の中に最中の皮がくっつくおそれがあります(笑)
なので飲み物は必ず用意した方がいいです。
バナナ風味とはいえ和菓子なので、私は緑茶が一番合うと思っています。
煉屋バナナの口コミは?
煉屋バナナのネットの様々な口コミを調べてみました。
など美味しい意見が多かったです。
私のように、小さい頃食べて美味しかった、秋田にいた頃に食べたなど懐かしく思う声も多かったです。一方、
という意見も少しありました。
「甘さ」や「香り」は意見が分かれるところですね。
他にもバナナ最中がある!
バナナ味の最中は珍しいですが、実は青森県弘前にも「バナナ最中」というものもあるそうです。
弘前にはバナナ最中を製造している店舗が複数あるとも。
どちらが先などの起源は調べても不明でしたが、バナナ味のもなかは北秋田と津軽にしかなく、どちらも昭和初期に作られたのは確かみたいです。
バナナが貴重だった当時に津軽や北秋田の菓子職人が、みんなが喜んでくれるという思いから試行錯誤して作っていた風景を思い浮かべるとホッコリします。
チョココーティングした煉屋バナナが発売!?
先月、伝統のある煉屋バナナをチョコレートでコーティングした新商品「チョコバナナモナカ」が発売というニュースがありました。
2年後に煉屋バナナが100周年を迎えるにあたり、東京のチョコの有名シェフとのコラボで実現された商品だそうです。
しかし販売は主にふるさと納税などになるようですが、どこで販売しているのか詳細は今のところ中々調べても出てきません・・・。
おそらく現在は地元だけの販売のようです。
煉屋バナナはなくなる!?
煉屋バナナに昔から使用している香料(海外のバナナフレーバー)は製造終了して手に入らなくなったため、今あるフレーバー分しか製造できないらしいんです。
煉屋バナナが製造されなくなるのか、違うもので継続されるのかはわかりません。
あと何年かで煉屋バナナがなくなってしまうのは悲しいです。
なんとか継続してほしいものです。
煉屋バナナの購入方法 どこで買える?
秋田県内
秋田空港や秋田県内の駅やショップなどで販売されているようです。
「ねりや」の公式サイト
お問い合わせフォームからもしくは、電話、ファックスでのご注文が可能です。
秋田県アンテナショップ
秋田県以外では東京で購入できます。
JR有楽町駅前の東京交通会館1F「秋田ふるさと館」で販売されています。
アマゾンや楽天
楽天では練屋バナナの種類が豊富です。
単品から購入できたり、ふるさと納税もあります。
中々秋田県に足を運べない人も、ネットで購入できるのは便利です。
「秋田県フェア」など
たまにショッピングセンターや百貨店などで「秋田県フェア」や「東北フェア」が開催される際に煉屋バナナが販売されることがあります。
私も近くのショッピングセンターの秋田県フェアで煉屋バナナを購入できたことがあります。
ただ、いつ開催されるかは全くわかりません。
最後に
今回は秋田の銘菓「煉屋バナナ」について書かせていただきました。
一度は試したい絶品和菓子、是非一度食べて不思議な味を体験してみてはいかがでしょう。
読んでいただいてありがとうございました。