こんにちは、レフィーラと申します。
食品工場の仕事に興味ある方、
食品工場ってどんな仕事をするの?
と思っている方、このページでは
- 食品工場の仕事内容
- 食品工場はキツい?
- 食品工場のメリット・デメリット
などについてお惣菜やお菓子工場で実際に働いていた私が実体験をまじえてリアルな声をお届けします。
食品工場とは
食品を製造している工場全般を指します。
例えば、
- お弁当・お惣菜
- お菓子・ケーキ
- パン
- 冷凍食品
- 水産
等々この他にも沢山の工場の種類があります。
製造・加工の他、梱包・出荷等もします。
食品工場の特徴
働いてみて実際に感じた特徴です。
衛生管理を徹底している
食品工場はとにかく衛生が命です。
ホコリや髪の毛一つでも食品に入ってはいけないので、食品に直接触れるような仕事では白衣、マスク、手洗い、うがい等は必須です。
手洗い一つ取っても10個以上の工程があったりします。
また、身だしなみも細く決められている事がほとんどです。
一例として、
等です。
白衣の細かい疑問
休憩中はわざわざ白衣を脱がなきゃいけないの?
白衣の洗濯は自分でやらなきゃいけないの?
食品のにおいが常にしている
食品を扱っているため、その工場独特のにおいがあります。
例えばお菓子工場では甘い香りが常にしています。
チョコレート工場では更に甘いチョコレートの香りが充満していました。
日によって扱う食品が違う工場ではある日はカレー、ある日は焼きそばのにおいがしたりしていました。
時間帯
食品工場は、朝から夕方まで(8時〜18時の間)が一番多いと感じます。
工場や、繁忙期によっては早朝からや、夜〜深夜帯に募集している所もあります。
年齢層
主に20代〜60代まで幅広い年齢の方が働いているように感じました。
年齢の比率は40代以降が多いように感じました。
男女比率
いくつかの食品工場で平均すると男性2〜3:女性7〜8くらいの割合でした。
時給
時給は、ほとんどの食品工場で高くはないと思います。
ただ、仕事内容によって多少上下すると思います。
また、繁忙期の短期アルバイトや派遣アルバイトでは高めの場合があります。
その他
基本的に立ち仕事です。(事務や一部の仕事を除く)
食品工場はあまり歩き回るようなことはなく、その場に立って仕事をするような感じです。
食品工場の仕事内容
私がアルバイトで経験した食品工場の仕事内容を大まかに記していきます。
盛り付け
お弁当や惣菜の食品を盛り付けしていきます。
基本的にはライン作業という、ベルトコンベアーを設置した場所に複数の従業員が配置され、流れ作業で完成させていきます。
盛り付ける食品の種類によって難易度が変わります。
例えば一つずつをに乗せていけばいいだけのものもあれば、紅しょうがのようにグラムで決まっていてお手本を参考に乗せたり、ご飯や唐揚げは実際量りながら乗せるものもあります。
最初は焦ってしまうかもしれません。自分の所でもたもたしてベルトコンベアーが止まらないように必死でした。
検品
主にお菓子工場で行いました。
流れてきた食品に型くずれや割れ、印刷ミスなどがないかを目視で確認していきます。
見逃してしまって出荷してしまうとお客様からクレームが来る可能性もある、地味に重要な仕事なんです。
梱包・箱詰め
ライン作業の後方で、完成して流れてきた食品を梱包したり、それを箱詰めします。
賞味期限のシールを貼ったり、箱の向きをしっかり確認しながら入れます。
段ボールを扱う事も多いです。
箱に詰める作業は覚えてしまえば1日で覚えられる単純作業が多いです。
作業は単純ですが、もし梱包終了した時点で余らないはずのお菓子が余っていたり賞味期限のシールが余った状態だと社員さんが段ボールを開けもう一度確認しなければならなくなるのでしっかり確認しながら入れていきます。
清掃
ライン作業が終了した後、使用した器具を洗浄したりベルトコンベアー等を清掃します。
製造が早く終了して、余った時間に清掃するという感じでした。
定時の人は途中でもそのまま上がれます。
食品工場はキツい?
キツいと言われる理由には様々あると思いますが私が実際に感じたキツさは以下のような事でした。
ライン作業の立ち仕事は動けない
ライン作業は何人かの流れ作業なので、その場で数時間立ちっぱなしになります。
横を向いたり手や顔を動かしたりはしますが基本的にはその場からは動かないです。
そのため腰が痛くなったり足が痛くなったりする人もいます。
私も、その場で前後運動だけだったり低いベルトコンベアーの作業の時などは特に腰が疲れたりしたことがあります。
人間関係
どこの食品工場に行ってもベテランの年配の方は必ずいます。
みんなではないですが、少しばかり主張の強い方もいたりします。
そういう方とうまく付き合える人は長期でやっていける人だなあと感じました。
私はお世辞など苦手なので得意ではありませんでした・・・
暑い時や寒い時がある
食品を扱っているため温度管理も徹底しています。
基本的には室内は涼しくしているはずですが、季節問わず同じ白衣を着ているため暑がりの私は暑く感じました。
特にキツかったのは洗い場の仕事がとても暑かったことです。
お菓子が付いたボウルやパレット等を洗う場所なので熱いお湯をみんなが常に使用していて体感的にはサウナのようでした。
その他にもオーブンの仕事を数回任された事がありますが、オーブンが熱いのと緊張して暑くなるダブルパンチで汗ダラダラでした・・・
他にも一般的には
- 衛生管理(身だしなみに関して)がキツい
- 単純作業がキツい
- においがキツい
- 工場のルールがキツい
と感じる方もいるようです。
何にキツいと思うか、またはキツいと思わないかは人それぞれです。
食品工場が気になっている方は実際に短期アルバイト等で一度働いてみるのもいいかもしれません。
キツい内容自体がデメリットみたいなものですが、他のデメリットについても少し触れておきます。
着替える必要がある
着替えたり細く決められた衛生ルールのため、その分10〜15分程早く出勤する必要があります。
食品工場のメリット
キツい話ばかりしてきましたが、もちろん食品工場で働くメリットもありました。
ここからは実際に働いた事で感じたメリットについても記していきます。
食品の製造過程が見られる
お菓子がどうやって作られるのかや、よく見るお弁当などはどうやって売られるようになるのか実際に見られるので勉強になりました。
特にお菓子が甘い香りと共に機械でどんどん出来上がっていく工程を見ながらの仕事は楽しかったです。
お菓子がどうやって出来ているか興味がある方はきっと楽しいと思います。
従業員割引がある所が多い
これは食品工場で働くメリットとしてはかなり大きいと思います。
ほとんどの食品工場は食品を従業員割引で買えると思います。
訳あり品を格安で買える所もあります。
その日だけのお買い得品や季節限定の食品なども・・・💖
あまり服装にこだわらなくていい
接客業ではないのでオシャレじゃなくて良いです。
身だしなみや服装についてはある程度決められていますが、出社したらすぐに着替えてマスクもするので顔もあまり見られなくて済みます。
そこがとても楽でした。
経験なしでも働ける
未経験歓迎の募集が多く、ほとんどが単純作業なので何度か働いているうちに覚えられるものばかりです。
そのため家に帰ってから復習をしたり仕事のことを考える時間も少ないと思います。
食品工場で働いて良かったこと
メリットともすこしかぶりますが、
- 食品製造〜出荷するまでが学べた
- 清潔な手洗いの方法が学べた
- 自分の働いた工場の食品がお店に並んでいて感慨深かった
のような事です。
特にコロナ禍では手洗いがとても役立ちました。
衛生管理の大切さを知る事が出来ました。
結局のところ、食品工場はどうだった?
私の一方的な意見になりますが、何の仕事でもそうですが上で記してきたように良い所も良くなかった所もありました。
私は食品工場のアルバイトは繁忙期等の短期(数ヶ月〜半年)が多かったです。
私的には1年以上働くのは私には難しいかなと思いました。
人間関係や体の痛みも短期なら何とか頑張れました。
ただ、また短期で食品工場の良い募集があれば応募してみようかなとは思っています。
最後に
ここまで食品工場について記してきました。
読んでいただいてありがとうございました。
最後に食品工場におすすめな人とおすすめしない人を載せました。
少しでも仕事選びの参考になりましたら嬉しいです。
頑張ってくださいね!
- 食品工場に興味を持っている人
- 従業員割引で食品を買ってみたい人
- 細かい身だしなみやルールを守れる人
- 立ち仕事が問題ない人
- 単純作業が苦手な人
- 体が痛くなりがちな人
- 焦ってしまう人
- においがダメな人